中学受験のメリット

「認められることはうれしいことだ。」
会社の会議でも、母親・友達同士との会話でも、
「それは、そうだ。」「そうだね。」
と言ってくれるだけで、無理難題や実現性のない意見を言っても救われることがある。

このページでは「中学受験のメリット」をテーマに綴っていきたい。中学入試をお考えの方もそうではないという方もご一読願いたい。

メリットその1  学力向上
  各校独自の学力養成のプログラム・カリキュラムが充実している。また、少人数制・習熟度別授業を取り入れている学校がほとんどである。規模の違いはあれ、学校という集団の中で「一人一人のめんどうみる」努力を実践している。
 私立中学の週授業時間数は公立中学を上回っており、年間授業時間数では、かなりの違いが出てくる。したがって、時間をかけて学ぶことができる。
 中・高の6年間という時間をかけて、将来の自分・大学受験の準備ができる。 

メリットその2  心を育てる
 学習面だけではなく、ボランティア活動にも力を注ぐ学校が多い。自己中心的に物事を考えてしまう年頃、他者との関わりを持つことで、自分に向ける目、他者を見つめる目を養うことができる。
 私立中学には、キリスト教・仏教など宗教を通しての、情操教育を実践できる学校がある。宗教をもとにしたさまざまな考え方・精神にふれることができる。

メリットその3  教育環境の充実
 自然環境に恵まれた中に立地している学校、通学に便利な場所に立地している学校。近代的な校舎に生まれ変わった学校、派手さはないが、校舎に趣が感じられる学校。各校それぞれ特徴がある。
 また、校舎内の学習設備はどの学校も充実している。学校説明会等で、学校に行かれる場合はぜひ校舎内の案内に参加することをおすすめする。設備・環境だけではなく、授業の雰囲気・細かいことだが掃除が行き届いているかなども学校選びの参考になる。 

メリットその4  高校受験の回避
 受験が必要な中学校のうち静大附属以外の中学校は高等学校にそのまま進学することになる。受験をしないで進学するということである。そこで、中学受験と高校受験を比較してみる。
  受験者数については、平成18年度、静岡県公立高校(全日制)後期試験の志願者は約15.000人に対して、中学入試の場合は約3.600(公・市・私・附属) そのうち浜松西・清水南・沼津市立中等部の合計が1000人、静大附属(静岡・島田・浜松)が約600人、私立中学の合計が1600人となっている。受験規模の大小がそのまま入りやすさに比例はしないが、ある程度受験者数というのは、受験の厳しさを表している。
 また、受験の科目数というのも違いがある。高校受験は、5科目または、3科目の試験が課されているのに対し、中学の場合は国語・算数の2科目の受験で済む。試験科目の少なさは、受験勉強の負担を減らしている。 

学費について
 長々と中学受験のメリットについて述べてきたが、私立中学の学費についてもふれておかねばならない。
 学費は公立中学に比べると確かに高い。しかし、以上のような特色ある教育にお金がかかる。中身も合わせて考えれば、それなりの金額ということになる。
 塾の立場で言うのも変ではあるが、高校受験にかける塾の授業料は相当のものだ。その点まで含めて考える必要がある。
 とはいえ、やはり、高い。中学校側にも経費削減・学費圧縮の努力は必要である。今後、教英社からも学費について、学校側に提案をするつもりである。 

最後に
  中学受験はある意味、特別な受験である。
  親と子が協力して向かう受験である。苦しい受験にすることもできるし、逆に、絆を深める受験にすることもできる。せっかくの機会、互いにその結果、その努力を折に触れて認め合い、分かち合い、満足のゆく受験を迎えられたらと思う。

星戸 大