国語の学習法

漢字学習について
  単純に言って、〈漢字→ことば→文→文章〉というつながりから考えて、文章の読み取りという点からも、漢字に対してイメージを持つことはとても重要です。また、テストでも漢字は得点のベースになる部分であるため、漢字が得意な生徒は一般に成績が安定している傾向にあります。 使用する教材としては、6年生ならば、学年用のものではなく、入試用あるいは小学校6年分を1冊にまとめたものがよいでしょう。ある程度自信がある場合には前者を、基礎からやり直したいというなら後者を選びます。5年生以下ならば、学年に該当する級の漢字検定テキストを使うとよいでしょう。
  漢字の学習はとにかく毎日コツコツとすすめることが大切です。続けていくことで、漢字の力というだけでなく、国語全般に及ぶ大きな力となるはずです。

文章問題について
 とかく問題集を使った学習では、答えが合っていたかどうかに目を奪われがちですが、それよりも、文章全体の内容をしっかりつかむことが大切です。はじめは文章全体でどんなことを言わんとしているかという「大意」を子供に説明させるとよいでしょう。ほんの簡単なことばでかまわないので、どんなことについて説明しているのか、どんな場面なのか、と言えれば十分です。その次に、説明文ならばそのことについてどのように説明しているか、どんな流れで説明しているかを考えさせます。物語ならば場面の移り変わり、それぞれの場面がどういう場面なのかを考えさせます。自宅学習の場合、親御さんはかなり面倒ですが、これらをやった後に問題にあたらせることで、力のつき方がかなり違います。
 テスト問題をつくる側も、当然、文章全体の内容をつかめているか、流れをつかめているか、という観点から出題します。文章の内容をしっかりつかむことができるようになれば、おおくずれしない文章問題に対する得点力がつくはずです。

太田 芳裕